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各地の中華料理組合では、月例の会議や、テーマを設けての講習会、料理研究会などの他に、レクリエーション活動で、組織の活性化を図ったり、ボランティア活動やイベントなどに取組んで、地域の皆様に愛され、喜ばれる店舗経営をめざして活動しています。
ここでは、各組合の活動の一端をご紹介します。



東京都
ボランティア活動 東京組合の牛込支部では、平成5年頃から年1〜2回の頻度で、老人ホームに「出張出前」の形で料理や飲み物などを携えて慰問しています。
近年は、お年よりの食べやすさに配慮して、持参するのは「おやつ」に切り替えましたが、ただ提供するだけでなく、手ずからお年よりに食べさせてあげることで、より一層交流が深まり、喜ばれています。
メンバーの中には、ギターや歌の得意な人がおり、ちょっとしたショーも行なわれ、喝采を浴びています。

また、世田谷支部では、同様の慰問活動の他、身障者の方々の会合などに食事の配達サービス も実施して、好評を博しています。
消費者向け薬膳料理講習会 王子支部の「同花」では、薬膳料理の講習会を実施して、好評を博しています。
最初は、薬膳料理の作り方や効能、素材のイロハを問われるままに教えていたものが、お客様からの要望が次第に本格化して、今では、セミナー形式で実施するようになりました。

セミナーでは、和気アイアイあのの雰囲気の中、折々の素材に合わせたオリジナル料理を調理しながら、レシピや、食材の効能、調理の仕方などについて解説されます。
調理後には、参加者に料理が振舞われ、実際に試食されます。
食材研究と新商品開発 麹町支部では、様々な食材を研究し、実際に商品として開発する一方、流通ルートの研究などを行なっています。
特に注目を集めているのは、「ダッタンそば」を原料とする製品群で、「ダッタン麺」、「ダッタンそば茶」、「ダッタンふりかけ」などで、大手飲食チェーンからも引き合いがあるほど。
一般に市販されているものと比べ、ルチンの含有量を飛躍的に高めるなどの工夫をしており、機能性食品としての意味合いも高いものになっています。

他にも、薬膳酒の研究や、食材販売会社との提携研究など、積極的な活動を展開しています。


北海道
料理講習会を開催

北海道組合札幌支部では、日本中国料理協会札幌支部と合同で料理講習会を実施しました。
講師には、永年札幌グランドホテル中華料理長として活躍され、現在、網走セントラルホテルの調理顧問をされている池田孝二氏を迎え、北海道味の素(株)の教室で実施しました。

当日のメニューは、宮保蝦球(大蝦揚げ宮廷料理)と華椒燻公魚(ワカサギの山椒甘露煮)の二品。
永年の実績に裏打ちされた、ツボを押さえた実技指導で、大変わかりやすく、有意義な講習となりました。



宮城県
元祖冷やし中華の地PR活動

宮城は、「冷やし中華発祥の地」。昭和12年の記録に、当時の中華料理組合の人たちが、夏場の売上対策として、日本の「ざるそば」をヒントに考案したとあります。中国にも「涼麺」という、冷やして食べる冷たいそばはあるものの、今で言う冷やし中華とは全く異なるもの。

試行錯誤の末に、湯がいたキャベツにスライスした野菜とチャーシューをメインの具材とした「冷やし中華」を開発しました(写真左上)。
戦争時は中断を余儀なくされますが、昭和24に再興した組合が中心になって、のぼりやポスター、ちんどん屋などで大々的にPRしたという記録が残っています(写真左下)。
今や、夏の中華の代名詞とまで言われるメニュー発祥の地であることを、もっとPRして行こうと、2007年には、プレゼント付きスタンプラリーを開催(右:ウェブサイトでの告知画面)、今後も、様々な手段で、全国に「宮城の冷やし中華」をアピールしていく計画です。



岩手県
岩手・宮城内陸地震被災者の
避難所に慰問を行ないました

中華組合東磐井支部では、平成20年6月30日(月)に、岩手・宮城内陸地震で被災し、一関本寺中跡に避難されている皆様に、12名で慰問に出向き、手造り餃子と桑冷麺(桑の葉入り冷麺)の差し入れを行いました。

避難されている方々は、何時も同じワンパターンの物ばかり食べていたので、このように、手作りの食事を差し入れして頂き,大変有難い、と皆さん美味しそうに召し上がっていました。
我々も微力ながら、少しでも心の支えにと思い、皆で心を込めて作り、食べて頂きました。
被災地の皆様の、一日も早い復興を、お祈り申し上げます。

ボランティア活動

岩手県組合の釜石支部では、毎年、養護老人ホーム「五葉寮」に、ラーメン慰問を行なっています。

毎年恒例となって、すでに、35回を数えるこの慰問は、お年寄りの皆さんも、大変楽しみにしています。

皆さんの喜ぶ顔を拝見するのが嬉しくて、「今年もがんばろう!」という思いが募ります。組合員の皆さんも、大変力を入れている活動です。
昨年は、35回の記念ということで、お茶やティッシュペーパーも用意し、出来立てのラーメンを食べていただきました。

レクリエーション活動

岩手県組合では、毎年、各支部の持ち回りで、レクリエーション大会を実施しています。

平成19年は、大船渡支部の主催で、ラージボール大会を行ない、大変な賑わいでした。
普段は、包丁と料理しか持たないメンバーが、慣れないラケットを手に、四苦八苦。あちこちで大きな歓声が起こり、楽しみながら汗を流しました。
身体を動かすことで、自然に笑顔がこぼれ、お互いの人柄にも触れられる、こうした大会は、組合員も大変楽しみにしている交流事業です。


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